オリンピック会場の空席、兵士で穴埋め

ロンドンオリンピックの競技場の多くで、特に見やすい特等席に空席が目立っている問題で、ロンドンオリンピック組織委は29日、兵士や学童を空席に動員したり、入場者の切符をアップグレードしたりするなどして空席を減らす対応に乗り出しました。

 28~29日の競技では競泳や体操、テニス、ホッケー、バドミントン、バスケットボールなどの競技場で、スポーツ連盟や各国オリンピック委員会などいわゆる「オリンピック・ファミリー」とスポンサー企業にあてがわれた席が軒並み空席になる事態が続いて問題になっていました。
 イギリスBBCテレビも29日、「何か月も前から苦労して切符を買ったのに、良い席がこんなに空いているとは何事だ」「組織委は、もっと子供や若い人たちに切符を多く配分すべきだ」などと憤慨する観客らの声を取り上げていました。

 スポーツ連盟、各国のオリンピック委員会やスポンサーに優先的に割り当てられた特等席に誰も座っていない、と言うのはかなり寒い光景です。開会式なら埋まるのでしょうが、各競技となると興味が無いのでしょう。それに、スポーツ観戦というのは結構長い時間座っていなければならず、疲れる物です。余程好きな人か応援する対象がなければ、複数の競技を見る人はいないでしょう。

猫ひろし、ロンドン五輪出場消滅

昨年10月に国籍を取得したカンボジアでロンドンオリンピック男子マラソン代表に選ばれたタレント猫ひろし(34)について、国際陸上競技連盟が参加資格を満たしていないと判断し、同国陸連に通達したことが8日に判明しました。カンボジア側は決定を受け入れる意向で、これにより猫のオリンピック出場は消滅しました。

国籍を変えてまで目指した、猫ひろしのオリンピック挑戦は潰えました。カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は「これ以上は抵抗しない。早急に人選をし、別の選手を派遣する」と述べています。

国籍変更選手の参加資格について、国際陸連は過去に国際競技会で代表経験がない選手についても新たな規定を今年から導入し、国籍取得後1年が経過していない場合は

1.連続した1年の居住実績
2.国際陸連理事会による特例承認

のいずれかが必要になりました。国際陸連の照会に対し、カンボジア側は猫が「2009年からカンボジアに住み、ビジネスをしている」などと主張していましたが、当然受け入れられませんでした。特例の申請も認められず、7日付の文書で「国際競技会にカンボジア代表で出場できるのは今年10月以降」との最終判断を下されました。

猫さんの出場資格「調査し再確認」

ロンドンオリンピック男子マラソンのカンボジア代表に決まったお笑い芸人の猫ひろし(本名・滝崎邦明)さん(34)の出場資格に関し、カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は15日、「2か月前に(猫さんの)代表入りを国際陸連に伝えたが、その時は指摘されなかった。調査して再確認する」と語りました。

猫さんは2010年(平成23年)13月にアンコールワット国際ハーフマラソンで3位に入賞したのをきっかけに、カンボジア側からのオリンピック代表への打診があり、2011年(平成24年)2月にカンボジアへの国籍変換の手続きを申請、受理されていました。
しかし、国際陸連は3月12日付で国際競技会への出場資格規則を改定。猫さんが国籍取得後の経過日数などで新規則の要件を満たさないため、カンボジア陸連に説明を求めていたものです。

猫ひろし、国籍だけはカンボジアになりましたが、仕事は日本ですから普段カンボジアで生活していません。つまり、居住実績で条件を満たしていない可能性が高い。このままだと、出場出来ない可能性が高いと思われます。