子供12人がコウモリに咬まれて死亡

 南米のペルーの保健当局によると、先住民の子供少なくとも12人が、コウモリにかまれた後で狂犬病を発症して死亡したそうです。

 死者が出たのは首都リマから北に1100キロ、アマゾンのジャングルにある先住民族アチュアルの村。昨年9月から今年2月にかけて、8歳から15歳の子供12人が相次いで死亡しました。全員が吸血コウモリにかまれており、症状と診断結果から狂犬病に感染していたことが確認されたという事です。

 狂犬病は狂犬病ウイルスへの感染によって発症する人獣共通感染症です。発症後の有効な治療法は存在せず、ワクチン接種を受けずに発症した場合はほとんど確実に死に至るという恐ろしい感染症です。ただし、人から人へは伝播せず、大流行に繋がる恐れがないため、感染症対策の優先度が低くなる傾向があります。

 村の長老たちは、子供たちが死んだのは魔術のせいだと考えていたそうですが、水や風の音で痙攣等を起こす特徴的な症状は魔術的なものを感じさせても無理ありません。