レセプト債4社が破綻

株式会社オプティファクター及び同社が運用する、株式会社メディカル・リレーションズ・リミテッド 、メディカル・トレンド・リミテッド及びオプティ・メディックス・リミテッドのレセプトファンド3社が6日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立てを行いました。

 オプティファクター医療サービスに対して支払われる診療報酬を基にした金融商品(レセプト債)を扱う資産運用会社ですが、現社長の児泉一氏が代表取締役に就任した平成25年3月以降、決算書に実態が不明又は実在性の確認できない資産や売上がかなりの額計上されていたと言う事で、証券取引等監視委員会が調査を始めています。

 診療報酬は通常、医療機関が健康保険組合側に請求して約2か月後に支払いを受ける仕組みになっています。すぐに現金が必要な医療機関は、この請求権を売却。請求権を買い取ったファンドは、後から手に入る診療報酬を裏付けとして債券を発行し、証券会社を通じて投資家に販売します。診療報酬は通常不正請求以外は、健康保険組合側からほぼ確実に支払いが行われるため、これを基にしたレセプト債は一般的に安全性が高いとされています。

 しかし、4社の負債総額は約290億円。発行債券の残高は約227億円で、ファンドの決算内容には不審な点があり、数千人の投資家償還を受けられない可能性があります。